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アンティーク陶磁器ガラス銀器 > カップソーサ19-20世紀 > クラウン・ダービー、ジャポニズム碗皿(B)
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クラウン・ダービー、ジャポニズム碗皿(B)





ハンドルに金彩スレ

カップのフチに金彩スレ


    (↑ハンドルに金彩スレ)
ロイヤル・クラウン・ダービー 1890年製
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商品番号 D132
商品名 クラウン・ダービー、ジャポニズム碗皿(B)
希望小売価格 40,000円
売り切れました 0円
コンディション ★★★★☆
送料区分 送料別
配送タイプ ヤマト運輸【宅急便】税込み

数量:

●英国ロイヤル・クラウン・ダービー窯、1890年製
●金銀彩、盛り上げの絵付けをアイボリー地に余白に生かしたジャポニズム色濃いカップ&ソーサー。西洋的な野の花やベリー類が手の込んだ彩色で描かれている
●幕末〜明治初期にロンドン万博・パリ万博で人気を博した、薩摩焼や金属工芸のデザインを陶磁器に応用したもの
●窯印の下の記号は1890年製造の印
●状態は非常に良い。ワレ、カケ、ヒビの類いは一切無い。ただ、カップのフチに数ヶ所金彩のスレがある。またハンドルの一部の金彩がスレている(画像参照)

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ジャポニズムJaponisme

19世紀後半のヨーロッパでは諸外国の文化工芸を紹介する博覧会が流行しました。第1回はロンドンで1851に開催されました。そして第2回ロンドン万博1862、第2回パリ万博1867、ウィーン万博1873には、幕末の日本から薩摩藩、佐賀藩(ウィーン万博1873には日本政府も)の陶磁器、漆器、金属工芸などが出品され、日本の美術工芸品が流行の最先端になりました。この動きをジャポニズムとよびます。後にアールヌーボーを産む大きなきっかけとなったことは有名です。

このため19世紀後半のイギリスの陶磁器業界では日本の美術工芸品の雰囲気を真似た製品が作られました。特にロイヤルウースターとクラウンダービーは有名です。薩摩焼を真似た象牙色の地色に金彩を施し、漆器の蒔絵を真似て金銀彩や青金・赤金の盛り上げを施した陶磁器が作られました。

ジャポニズム以前にも日本の美術工芸が流行したことはあります。17世紀末〜18世紀には柿右衛門、漆器とそれを模した黒塗りの家具、19世紀には金襴の献上伊万里が流行しました。ただし当時は中国と日本の区別が無く、総じてシノワズリ(中国趣味)と呼ばれていました。19世紀のジャポニズムは中国とはっきり区別して日本の文化が認識されたものです。