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アンティーク雑貨 > ジャー陶器ビン > ポイズンボトル、グリーンD
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ポイズンボトル、グリーンD






ポイズンボトル、緑エメラルドグリーン、B
●型ガラス、19世紀末頃、イギリス製
●長方形のビン、側面に縦の溝が彫ってあります
●NOT TO BE TAKEN (飲まないこと)の文字が浮き彫りで入っています
●ワレ、カケの類いは無く良い状態です。ただし古いものですので細かいキズ、気泡、汚れなどがあります。ご了承の上ご注文下さい。

4点あります。A、B、C、D の4種類それぞれ少しづつ違います
このD(右端)は明るいエメラルドグリーン
お買い得特価にてご提供中!値下げしました。

商品番号 D105
商品名 ポイズンボトル、グリーンD
希望小売価格 2,900円
ネット特別価格 1,500円
コンディション ★★★★
送料区分 送料別
配送タイプ ヤマト運輸【宅急便】税込み

数量:

ポイズン・ボトルとは

ポイズン・ボトル、といってもなにも毒薬が入っていたわけではありません。飲んだら命にかかわる薬品、つまり、殺虫剤、猫イラズ、ブリーチや強い酸性の洗剤…、家庭で使われる化学薬品のビンです。始まりは19世紀半ば、科学の発達で効果的で便利な薬品が開発され一般に販売されました。しかし当時は識字率が低くてビンのラベルが読めない人が大勢いました。そのせいで危険な化学薬品を間違って飲んでしまう事故が相次ぎました。

そこで考えられたのがラベルを読まなくても一目で直感的に分かる、目立つ色と形のビンを使う事。1870年頃に法律で義務づけられました。鮮やかな青や緑の強い色で他のビンと区別できるよう、また表面に文字や模様を浮き彫りにしたり、変わった形にする事で、暗がりでも手触りで分かるようにしました。昔のローソクはそれほど明るくありませんから。

元々はそんな実用的な目的のために作られたポイズン・ボトルですが、現代人にとっては鮮やかな色と独特の形が魅力的なので人気のコレクターズアイテムになっています。香水のビンかな?と思うような可愛いものもあります(そういえばPoisonプアゾンという香水がありましたね)。

作られたのは1870年頃から1930年頃まで(その後は作られなかったのは皆が字が読めるようになったからでしょう)。色はコバルトブルー、エメラルドグリーン、ダークアンバーなど。形は角ばったものが多いです(普通のビンは丸いですから)。四角の他に六角形のものや棺おけ型もあります。表面の模様は格子柄、いぼいぼ、バッテンなど。深い直線が何本も刻まれたものが最も多いようです。文字が浮き彫りになっているものでは、そのままPOISONのほか、DEATHというのもあります。一般的なのはNOT TO BE TAKEN(飲用禁止)というものです。

年代を知る大まかな目安は、型ガラスの継ぎ目。古い物は手作業の型吹き製法でビンの口は後から付けてあるので、そこだけ継ぎ目がありません。20世紀のものは機械製でビンの口まで継ぎ目がつながっています。